供給の法則

価格以外の供給量に影響を与える要因をすべて一定に保つ場合、財の価格が上昇すると供給量は増加し、逆に価格が下落すると供給量は減少します。

供給の法則と供給曲線の傾き

供給曲線の正の傾きは供給の法則の結果であり、価格と供給量の間に存在する正の関係を反映しています。この傾きは、価格の変化に応じて供給量がどのように変化するかを示しています。

供給曲線の傾きを計算する:

点 \((200, 40)\) と \((400, 60)\) を通る直線の傾き \( m \) は、次の式を用いて計算されます:

\[ m = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1} \]

点の値 \((x_1, y_1) = (200, 40)\)、\((x_2, y_2) = (400, 60)\) を代入します:

\[ m = \frac{60 - 40}{400 - 200} = \frac{20}{200} = 0.1 \]

供給曲線の傾きが正であることは供給の法則と一致しており、価格の変化が供給量にどのように影響するかを示しています。この具体例では、価格が1増加すると供給量は10単位増加し、逆に価格が1減少すると供給量は10単位減少します。